第56回大会の10キロの部では、定刻通りの9時30分にランナー達が笑顔でスタートしました。

スタート台にはスペシャルゲストの高橋尚子さん、福島和可菜さん、元気たつやさんが登壇。ランナーを励まします。さらに、高橋さんは「夜中に雨が降って走りやすいと思いますので、今日、ベストを狙う人は頑張って」とハッパをかけつつも、「暖かいと喉が渇くので、給水を心がけてください」と暖冬の中での対応を伝授しました。

レースは駒大高の菅谷希弥選手が最初の2キロでトップに立ち、5キロ地点を15分05秒で通過。2位の拓大一高トラクサル澄海選手に8秒差をつけると、折り返しからペースを上げます。後半5キロを14分56秒で走り、ゴールタイムは大会新となる30分01秒。2位トラクサル選手との差を26秒に広げて、完勝しました。

菅谷選手は「予定通りの走りだった」と言いながらも、大会新記録にさえ満足した様子はありませんでした。「合計タイムが30分を切れなかったのが心残り」と悔しさをにじませ、今後について「（駒澤）大学で箱根駅伝の優勝に貢献したい」と目標を語りました。

一方、女子ではユニバーサルの鷲見梓沙選手が、全体トップでゴールテープを切りました。記録は33分57秒。「入賞が目標だったので、優勝できてうれしい」と笑顔を見せます。このレースの後は、トラック競技に向けて練習に励み、「1500ｍで日本選手権に出たい」と話していました。

また、レースにはランニング×コメディ系YouTuberのたむじょーさんも参加しました。帝京大学当時、箱根駅伝を2度走った“本物”のランナーらしく、自撮り後に鮮やかにスタート。沿道から大きな歓声が上がりました。

各部門の結果は以下の通りです。

【高校生男子】
1位　菅谷希弥（駒大高校）30:01　※大会新
2位　トラクサル澄海（拓大一高）30:27
3位　久保遥斗（駒大高校）30:53
4位　渡邉輝翔（東京実業高校）30:55
5位　太田直希（駒大高校）31:14

【高校生女子】
1位　熊倉花萌（早稲田実業高校）37:36
2位　東希美（福生高校）38:26
3位　石川理央（日野台高校）40:33
4位　野治心愛（日野台高校）40:57
5位　佐々木ハルナ菜（福生高校）41:31

【男子40歳代】
1位　大熊啓史（戸田陸協）32:57
2位　野永健宏（日野自動車）33:06
3位　前原眞吾（埼玉陸協）33:12
4位　岩瀬弘之（江戸川区陸協）33:13
5位　松田和浩（ランニングデポ）34:08

【女子40歳未満】
1位　鷲見梓沙（ユニバーサル）33:57
2位　松井沙樹（ベアーズ）34:04
3位　須田笑瑠萌（ベアーズ）34:37
4位　坂本奈穂（ベアーズ）35:14
5位　橋本奈津（ユニバーサル）35:25

【女子40歳代】
1位　森崎千寿　38:44
2位　廣瀬光子（東京WINGS）39:05
3位　川西美穂（内田治療院AC）41:12
4位　小川まり子（青梅陸協）42:22
5位　高橋寿恵（ランニングデポ）43:17

【男子50歳代】
1位　星正幸（カナガワRC）33:45
2位　川口信光　34:37
3位　高橋俊幸（真勇会）36:06
4位　川尻和治　36:26
5位　川村孝司（日本郵政東京） 36:32

【女子50歳代】
1位　水藤孝子（東京WINGS）41:10
2位　入山和子（七生SJK）43:13
3位　岩田江利子（ランニングデポ）43:29
4位　西山由美子（セントラル）43:34
5位　山口硝子　43:53

【男子60歳代】
1位　礒間浩幸（八王子PJT）37:30
2位　瀧川順（ランニングデポ）39:56
3位　小野春彦（MST）40:41
4位　尾崎恵一（カナガワRC）40:50
5位　武山敏明　41:39

【男子70歳以上】
1位　野口朗　41:24
2位　橋本勝行（八王子走ろう会）41:56
3位　仙石光男（青梅市陸協）42:20
4位　神山文夫（吉見ふれあいR）43:27
5位　遠藤正志（青梅若草RRC）45:29

【女子60歳以上】
1位　谷真美（日野陸協）40:48
2位　菅原初江（東京WINGS）44:57
3位　佐々木裕美　45:58
4位　田中喜久　47:12
5位　藤野めぐみ（東久留米走友会）47:54

【男子・混成の部（チーム戦）】
1位　ランデポパイン 1:47:36　※大会新
2位　ランデポレイン 1:57:13
3位　ランデポエリー 2:07:03

【女子の部（チーム戦）】
1位　フミフミ 3:05:40
2位　HBAY 3:21:33
3位　ちーむK 3:29:03