大会レポート

2019.2.21

【第53回大会】女子30キロの部優勝者、吉田香織選手(TEAM R×L)インタビュー

第53回大会 30キロの部 女子総合は、吉田香織選手(TEAM R×L)が1時間44分28秒で優勝しました。

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今大会で青梅マラソンは4回目の出場となる吉田選手。第46回大会で準優勝、昨年は3位と、これまで勝ち取れなかった優勝を狙っての出場でした。「調子は悪くなかったので、全く不安はなかった。ゴールまで自分の思い通りのレースができました」と、念願の初優勝の喜びを語りました。

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1月に出場した大阪国際女子マラソンでは、途中に靴紐がほどけるというアクシデントからペースを落とし、予想外の18位という結果に。

「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権獲得を狙っていたので、そんな初歩的なミスを犯してしまった自分に腹が立って……。1週間ぐらいは落ち込みましたね。そこで『なんとか切り替えなければ』と思っていたところに青梅マラソンのエントリーがあり、それが良い転機になりました」と振り返ります。「やはり目の前に次の目標が定まると、そこに向かって努力することができます。それが今大会。だから絶対に勝ちたかったんです」と、このレースに臨んだ心境を話してくれました。

今大会の優勝で弾みをつけて、もちろん狙うは2020年の東京オリンピックです。「次に出るレースは東京か名古屋か、まだ決めていませんが、いずれかで結果を残し、MGC出場を決めたい」ときっぱり。さらには世界でもっとも古い市民マラソンとして知られるボストンマラソンへの出場も見据えているそうです。「現役のアスリートでいられる期間に、東京でオリンピックが開かれるというのは本当に幸せなこと。走っている限り目指し続けたい大きな目標です」とキラキラした瞳に静かな闘志を込めて話す姿が印象的でした。

◇吉田香織(TEAM R×L)
1981年8月4日、埼玉県出身。37歳。埼玉県立川越女子高校卒。マラソンのベストタイムは2時間28分43秒。