大会レポート

2019.2.21

【第53回大会】男子30キロの部優勝者、チェボティビン・エゼキエル選手(サンベルクス)インタビュー

第53回大会 30キロの部 男子総合は、ケニア出身の招待選手・チェボティビン・エゼキエル選手(サンベルクス)が1時間29分06秒の大会新記録で優勝しました。

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2017年(第51回)大会の優勝者であるチェボティビン選手。序盤のスローペースの中で冷静に展開を読み、スタートから5kmほどの地点でペースアップすると、その後は独走状態でゴールまで走り切りました。

結果は2位を4分24秒も引き離しての大会新記録。さらに第47回大会で伊藤正樹選手が出した1時間30分21秒のコース記録、そして第15回大会で“レジェンド”瀬古利彦選手が出した1時間29分32秒のタイム(参考記録)をも上回るという、驚異的な走りを見せてくれました。

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昨年12月から故郷・ケニアで練習を重ね、大会3日前の14日に来日。「ちょっと背中が痛い」と言いながらも、「良い練習ができていたので心配はなかった」と自信をもって大会に臨んだと話しています。「青梅はアップダウンが多く、厳しいコース。ただ沿道の暖かい声援が支えてくれるし、以前にも勝っているので、我慢すれば良い結果になると思っていました」と振り返りました。

しかし「ひとり旅になってしまったが、ライバルと競る展開になっていたら、もっと良いタイムが出たはず」と残念がる一幕も。「狙うは東京オリンピックでのマラソン・ケニア代表の座です。来月にはびわ湖毎日マラソン大会もありますし、その後も東京・福岡・シカゴ・ロンドン・ベルリンとチャンスはたくさんあります。その中で良い結果を残し、ぜひとも代表を勝ち取りたい」と、2020年の大きな目標を見据えて今後を語りました。

◇チェボティビン・エゼキエル(サンベルクス)
1992年7月10日、ケニア出身。26歳。福岡第一高校卒。マラソンのベストタイムは2時間12分32秒。161センチ、52キロ