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【第56回大会】男子30キロの部総合優勝、赤﨑暁選手(九電工)インタビュー
第56回大会30キロの部男子総合は、招待選手の赤﨑暁選手(九電工)が1時間29分49秒で優勝しました。
「優勝と大会記録を目指す」という宣言通り、スタート直後から飛び出した赤﨑選手。3km付近で後続を引き離し、その後は独走体制に入りました。
25km地点ではチェボティビン・エゼキエル選手が持つ大会記録(第53回大会)よりも20秒以上速いタイムをマークしていたものの、腹痛の影響もあり「20km手前の大きな上り坂でペースダウンしてしまった」と後半は我慢のレースに。惜しくも大会記録更新の目標を果たすことはできなかったものの、2位を大きく突き放す圧巻の走りで見事優勝のゴールテープを切りました。
拓殖大学4年生の時には青梅マラソンを経験。「あの時は5km付近で先行を許してしまいましたが、今回は最後まで前でレースを進めることができた。少しは成長しているかなと思いました」と嬉しそうに振り返りました。「大会記録更新のために青梅に帰って来たいか?」との問いには、「(青梅の登り坂は)ちょっと苦手(笑)。でも苦手な部分を逃げてはいられないので、いつかまた挑戦しに来たい」と堂々のリベンジ宣言をしています。
パリ五輪に向けては「(本番のコースは)15km地点で厳しい登り坂がある。今回20km付近の登り坂で失速してしまったのは今後の課題ですが、パリに向けてのいい予行演習になったと思います。これから坂道はもちろん、自分の走力・スタミナも同時に上げていきたい」と抱負を語ってくれました。
◇赤﨑暁(九電工)
1998年1月21日、熊本県出身。26歳。拓殖大に入学後に大きく実力を伸ばし、箱根駅伝4年連続出場を果たす。2022年の福岡国際マラソンでは自己ベストとなる2時間9分01秒を記録。2023年MGCで2位となり、2024年パリ五輪代表内定を勝ち取る。