大会レポート

2017.2.27

【第51回大会】東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアーセレモニーの様子

五輪セレモニー2

2020年の東京開催に向けて、オリンピック・パラリンピックの魅力を感じてもらおうと実施されている、「東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアー」。

昨年のリオオリンピック・パラリンピック閉会式で東京に引き継がれたオリンピック・パラリンピックフラッグは、昨年10月より東京都内62区市町村をはじめ、東日本大震災の被災地など全国で巡回中。今回は、青梅マラソン本番を前に、青梅市にフラッグが届けられました。

セレモニーには、フラッグツアーアンバサダーで、2000年シドニーオリンピック金メダリスト、公益財団法人日本オリンピック委員会理事の高橋尚子さん、浜中啓一青梅市長、青梅市立第三中学校の内原生徒会長と生徒会役員のみなさんが参加。フラッグの受け渡しやトークイベントが行なわれました。

五輪セレモニー6

高橋さんから浜中市長へオリンピックフラッグの受け渡し。

五輪セレモニー5

高橋さんから内原生徒会長へパラリンピックフラッグの受け渡し。

五輪セレモニー4

1964年の東京オリンピック男子マラソンで銅メダルを獲得した円谷幸吉さんと走ること=「円谷選手と走ろう」を合言葉に、1967年に初開催された青梅マラソン。その歴史ある大会の本番前にセレモニーを実施できることに、「非常に縁がある」と話す高橋さん。「1964年の東京オリンピックの思いを受け継いでいる青梅マラソンで、2020年に向けての思いを繋げるフラッグツアーをさせていただけて感慨深いです」

また、東京オリンピックを目指す子どもたちに向けても、「オリンピック・パラリンピックは手の届かない存在ではなく、いま一生懸命やっているスポーツを一生懸命続けることができれば、自分もその場所に立てるという現実的な夢として捉えてほしい」とエールを送りました。

五輪セレモニー3

浜中市長は、「青梅はこれからオリンピックに向けて市民と一緒になってムードを盛り上げていきたい。そのためのさまざまなイベントも行なう予定です」とコメント。

五輪セレモニー7

青梅市立第三中学校の生徒会役員をはじめ、集まった子どもたちに向けて高橋さんは、「好きなことを一生懸命頑張って続けたら、きっとそれが将来の夢や職業にもつながってくると思います」とアドバイス。マラソンによって、多くの人と知り合え、仲間との絆が生まれことが「宝物」と話し、「お友達を大切にして頑張ってください」と伝えました。

五輪セレモニー1

最後に高橋さんから熱いメッセージ。「まだ3年半。でももうあと3年半しかありません。ひとりひとりの思いが環境を作り、選手を応援する力にかわると思います。もちろん、最高の環境を準備して、トップ選手に最高の戦いをしていただきたいと思いますが、最後に大会に華を添えるのは、会場のたくさんの声援、ボランティアの人たちの温かい思い、東京都のみなさんのオリンピックに対する思いです。それが最後まで選手の力にもなると思うので、みなさん、ぜひ青梅から東京オリンピック・パラリンピックを盛上げていきましょう!」