大会レポート

2017.2.28

【第51回大会】ゲストランナー・西谷綾子さん出場、10キロの部レポート

10キロ_1
男子は武田悠太郎選手(東京実業高校)、女子は篠塚麻衣選手(ユニバーサル)がトップでゴールした10キロの部。当日のレースの様子をレポートします。

雲ひとつない快晴の青空の下、出発地点に整列するランナーの皆さん。記録を狙うスタートライン前方には高校生や実業団選手のほか、喜多秀喜さん、実井謙二郎さんなど歴代の30キロの部優勝者もゲストランナーとして顔を揃えました。

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スタートを前にゲストからランナーの皆さんへ激励の挨拶。まずマイクを握ったのは地元青梅出身で青梅市親善大使を務める篠原ともえさん。「みなさーん、準備はいいですか! ゴール目指してパワー一杯、頑張りましょう!!」。

続いてスペシャルスターターの高橋尚子さんが「私も最後尾からハイタッチして皆さんを追いかけます。余裕があったら声をかけてくださいね」と激励。「心をひとつに頑張るぞ」の掛け声にランナーの皆さんも「オーッ」と元気に応えました。

さらに、ゲストランナーで昨年の東京マラソンで3時間1分32秒の実力を持つ西谷綾子さんも急遽登壇。「今日はとっても走りやすい天候ですね。私は40分ちょっとで気持ちよく走ります。皆さんも頑張りましょう」。

9時30分。青梅陸協副会長・中野人志氏によるスタートの号砲で3400人超のランナーが一斉にスタート。

10キロの部は青梅市街地を中心とするコースとあって、沿道からたくさんの声援が贈られました。

10キロ_3

青梅市役所前のゴールに先頭で飛び込んだのは武田選手。後半の下りと追い風も利用し終盤に猛スパートを見せ30分57秒と30分台の好タイムをマーク。続いて嶋津雄大選手(若葉総合高校)が31分02秒と僅か5秒差でゴール。惜しくも優勝は逃しましたが、「ラストでめちゃ追ったのにつけなかったよ。速いな」と武田選手の健闘を讃えました。3位には中嶋大樹(國學院久我山高)が31分22秒で入り、今年も全体のトップ3は高校生で占められました。

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女子は篠塚選手が33分53秒でゴール。2位の甲本まお選手(八王子高校)に50秒の差をつける実業団選手らしい貫禄の走りとなりました。

西谷綾子さん

ゲストランナーの西谷綾子さんはスタート地点での予告どおり、1キロ4分超のペースをキープしてゴール。「程よいコースのアップダウンと、心地よい風に吹かれながら気持ちよく走れました。『西谷さん、がんばれー』って沿道からたくさん応援をもらってうれしかったです」。翌週の東京マラソンに出場予定ですが、「去年はこのコースで走った後に東京マラソンで自己ベスト(3時間01分32秒)が出せた。良いルーティンができているので今年も記録更新を目指します」と笑顔一杯に話してくれました。

ハイタッチ2
ハイタッチ1

最後尾からハイタッチをしながらランナーを追いかけた高橋さん。ゴール前で立ち止まると「あともうちょっと、がんばって」とランナーたちを励まし、時には手をとったり、背中を押したりして一緒に走る姿も見られました。

制限時間の10時50分、3297人が完走しレースは無事終了。出場したランナーの皆さん、お疲れ様でした。