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2023.2.19

【第55回大会】男子30キロの部総合優勝、名取燎太選手(コニカミノルタ)インタビュー

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第55回大会30キロの部男子総合は、招待選手の名取燎太選手(コニカミノルタ)が1時間31分57秒で優勝しました。

スタート後に降り出した雨、そして晴れ間が見えてからの気温上昇の影響からか、ゆっくりとしたペースでレースが進みます。20kmを過ぎても、社会人の有力選手による駆け引きが続きました。

残り3km、ここが勝負とみた名取選手が仕掛けます。一時は後続を離し優位に立つものの、2018年大会で優勝を経験している38歳のベテラン・岡本直己選手(中国電力)に並ばれ、一騎打ちの展開に。

しかし、「トラックからロードに主体を移し、青梅からマラソンでの実績を積みたい」と覚悟をもって臨んだ名取選手の気持ちが勝り、ゴール前での最後の争いを4秒差で制しました。

「社会人一年目から故障して、去年半年間は全く走れなかった」と振り返る名取選手。少しずつ回復し、練習ができることに喜びを感じて、気持ちを高めていったと言います。

「(青梅マラソンは)試走の段階から厳しいコースというイメージをもっていた。それを覆して勝てたのは今後の自信になる。また(最後まで争った)岡本選手に、積極的にレースを引っ張る強い姿勢を学べたことは、自分にプラスになった」と本格的なロードレース挑戦を見据え、青梅路での最高の結果についての喜びを表現していました。

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◇名取燎太(コニカミノルタ)
1998年7月21日、長野県出身。24歳。東海大学卒。2023年全日本実業団駅伝1区14位、2022年東日本実業団駅伝1区9位。