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2020.2.20

【第54回大会】男子30キロの部総合優勝 田口雅也選手(Honda)インタビュー

第54回大会30キロの部 男子総合は、招待選手の田口雅也選手(Honda)が1時間30分45秒で優勝しました。

男子01

序盤はダニエル・ムイバ・キトニー選手(TRACK東京)らと先頭集団を形成。大会記録に匹敵する高速レースを展開しました。

20km付近でキトニー選手が仕掛けると、25km地点では約13秒離される苦しい展開に。しかし田口選手は冷静でした。「登りは得意ではないが、下りには自信がある。30kmという距離も練習で走っているので、最後まで焦ることはありませんでした」と振り返るように、残り1kmを切った地点でキトニー選手を捉えて一気に抜き去ると、最後は29秒差をつけてゴールテープを切りました。

男子02

優勝インタビューでは「アップダウンが激しいコースでしたが、沿道からの声援が背中を押してくれました。優勝を目指してトレーニングを積んできたので、この勝利は素直に嬉しい。目標にしていた1時間30分台で走れたことにも満足しています」と話し、少し照れ臭そうな笑顔を見せてくれました。

東洋大学時代は箱根駅伝にも出場し、チームの総合優勝に貢献した田口選手。卒業後は社会人の強豪・Hondaに入社して、大学の先輩である設楽悠太選手らとともに汗を流しています。奇しくも同じ日、熊本で行われた『熊日30kmロードレース』で設楽選手も優勝。「そのニュースをレース前に聞き、力が湧いてきました。Hondaチームが一丸となって結果を出したことは、駅伝にも活きてくると思います」と語りました。

今後は本格的にフルマラソンに挑戦するという田口選手。「初マラソンへ向けて、重要な大会と考えていた青梅で良い結果を出せたことを励みに、もっと頑張っていきます」と、新たな目標を話してくれました。

◇田口雅也(Honda)
1992年5月20日、大阪府出身。27歳。東洋大学卒。2020年第64回全日本実業団対抗駅伝5区7位。ハーフマラソンのベストタイムは1時間2分16秒。175cm、57kg。