大会レポート

2018.2.17

【第52回大会前日レポート】青梅市総合体育館で開会式などが開催されました

レース本番前日の2月17日(土)、青梅市総合体育館で開会式のほか、さまざまな催しが行なわれました。

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会場に訪れた人をまず楽しませてくれたのが、青梅市立第三中学校 吹奏楽部の演奏。この吹奏楽部は今年度に東京都中学校吹奏楽コンクールで金賞を受賞し、東京都大会に出場。東京都アンサンブルコンテストでは出場した2団体がともに金賞を受賞している実力の持ち主です。時には、演奏中に立ち上がると、リズムに合わせて身体を揺らすなど、その演奏だけでなくパフォーマンスでも会場を沸かせていました。3曲目に演奏した安室奈美恵「Hero」では指揮者も交えて手拍子をとり、最後の曲ではピッコロやクラリネットのソロパートが注目を集めました。

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その後は、あきる野市出身の歌手・三田りょうさんが、青梅マラソンの公式ソング「春呼ぶ祭典(まつり)」を熱唱。「ここは青梅、青梅、青梅報知マラソン~」のメロディにあわせ、会場全体が手拍子を打ちました。

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そして、いよいよ青梅マラソンの開会式が始まりました。まず、はじめに主催者を代表して、青梅市 浜中啓一市長が挨拶。浜中市長は、重量挙げ女子48キロ級五輪メダリストの三宅宏実さんが今大会のスペシャルスターターとなったことについてコメント。「選手のみなさんを激励して、盛り上がる大会にしてほしい」と話しました。

「今年も2万人を超える選手が集まり大会を開けること、国内外からも多くの選手が参加して、盛り上がることに感謝申し上げます。これからも、52回、53回と回を重ね、市民と青梅マラソンが一体となって大会を盛り上げていきたいです」(浜中市長)

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続いて、来賓の方の中から、青梅市議会議長 小山進さん、衆議院議員 井上信治さん、東京都議会議員 森村隆行さんがそれぞれ登壇して挨拶。

また、外国招待選手団の紹介では、代表としてボストン体育協会副会長 ジョアン・フラミニオさんが登壇。実は、ジョアンさん、以前に来日したときには雪のために、大会がキャンセルになったとのこと。開会式当日は素晴らしい天気だったため、「この天気が続くことを望んでいる」と話しました。

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国内招待選手やゲストランナー紹介後は、スペシャルゲストとして、30キロの部でスペシャルスターターを務める三宅宏実さんが登壇。青梅マラソンでは2万人を超えるランナーが集まりますが、その参加者数に「驚きました」とのこと。「明日はスターターとして皆さまにケガが無いよう、無事完走できるように精一杯応援したいと思います」と話しました。

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競技者宣誓では青梅市陸上競技協会 平崎幹大選手が、「自然豊かな青梅路を全力で走ることを誓います」と力強く宣誓。また、30キロの部の審判長を務める公益財団法人 東京陸上競技協会 理事の中村孝生さんから当日のコンディションの予報があり、「気温が8度、湿度が30%、北北西の風が2メートルと、記録を狙うには絶好のコンディション」と話しました。

「大会優勝には100万円(男女各50万円)が贈呈されます。瀬古利彦さんのコースレコードを更新すれば、さらに200万円が贈呈されるので、皆さん記録を狙って明日はがんばってください」(中村さん)

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これにて開会式は終了となり、その後はさまざまな催しが行なわれました。お笑いコンビ・げんき~ずのミニライブでは、宇野けんたろうさんが大ヒットドラマ「陸王」に出演していた際の裏話をいくつか教えてくれました。番組では収録にかなりの距離を走っているように見えますが、実際には「100メートルしか走っていない。そのダッシュを何本もやる」のだとか。また、走っているシーンの多くは、埼玉県の行田市で収録されていたそうです。

その後は、“マラソンあるある”として、「青梅マラソンは好きだけど、20キロからの坂が好きになれない」や、「マラソン大会前日、フルマラソンを走り切れるかの心配より、朝起きられるかの方が心配」などのあるあるネタが飛び出し、会場のみなさんも共感できるところがあったのか、うなずきながらも笑っていました。

そして、最後は相方の元気☆たつやさんによる、選手を応援するための“サスペンダンス”。シャツを脱ぎ捨てると上半身サスペンダーだけの姿になったたつやさんが、ムーンウォークなどキレッキレの動きで声援を集めました。壇上を飛び出し、観客の目の前でサスペンダーを弾き、体にあてまくりながらのダンス。最後の「とても痛いです」の一言に、会場は笑いに包まれました。

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続いてはランナー応援イベントとして、会場横の扉から、チームJCDA、チームJCDATraineeが登場! これらのチームは日本チアダンス協会がプロデュースするもので、昨年公開された映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』にも出演していたのだとか。目まぐるしく飛び跳ねる彼女たちの躍動感に大きな声援があがりました。

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また、もうひとつのランナー応援イベントでは、青梅総合高校 和太鼓部が登場。1曲目の「天翔青龍」では、力強い動きと激しい音で、身体が震わされるような演奏を披露。2曲目の「爛花」では一転して華やかに。「祭」の文字を背負ったはっぴ姿にふさわしい、賑やかな踊りと音色を響かせました。

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そのほか、「AOSYNスペシャルトークショー」として、スポーツコメンテーターの谷川真理さん、東洋大学陸上競技部監督の酒井俊幸さんによるトークショーを開催。

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また、「BIGチャンス抽選会」では、再びげんき~ずが登場。「プーマ イグナイト V3」や米軍横田基地の中を走る「横田ストライダーズ駅伝」の出走権が当たる抽選会が行なわれました。そんな抽選会の目玉賞品になっていたのが、「ホノルルハーフマラソン・ハパルア2018ツアー」。なんと、マラソンの出場権だけでなく、ハワイまでの渡航費、宿泊費、参加費のすべてが含まれています! 見事当選した男性の方は、「ホノルルは出たいなと思っていたので嬉しいです」と話すとともに、宇野けんたろうさんに「みんなの代表としてがんばってきてください」といわれ、「ものすごいプレッシャーです」と笑顔でコメントしました。

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大会前日からランナーと来場者の皆さんを存分に盛り上げてくれた1日。本番もより一層盛り上がりそうです!