大会レポート

2016.3.16

【第50回大会】写真とともに振り返る!10キロの部

男子は越川堅太選手(東京実業高校)、女子は片貝洋美選手(しまむら)が優勝した10キロの部。すでにご紹介した表彰式に続き、当日の様子を写真とともに振り返ります。

1

 

当日は曇り空ながらも前日の雨があがり、日々の練習で鍛えた健脚を披露するにはもってこいのマラソン日和。スタートを前に3500人超のランナーたちは準備万端、出発の号砲を待ち構えます。

2

 

スペシャルスターターを務めたのはシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん。

高橋さん01

スタートに先立ち「今日は皆さん、ひとりひとりが主役です。思い出に残るドラマを作ってください。笑顔でゴールするぞ!」とランナーの皆さんに呼びかけると、「オーッ!」と元気な声が返ってきました。

 

瀬古さん

続いて、30キロのスペシャルスターターで、応援に駆けつけていた瀬古利彦さんがマイクを握り、「どうも、元マラソンランナー、金メダルを取り損ねた瀬古です」と飛び入りで挨拶。「私も最初は10キロからスタートしてマラソンに挑戦しました。皆さんにとってもこれが始まり。瀬古も応援してますからね! 頑張ろう、オーッ!」と、瀬古さんらしい激励にランナーの緊張もほぐれた様子。

 

そして午前9時30分、高橋さんの放った号砲を合図に、ランナーの皆さんが早春の青梅の街へと一斉に駆け出しました。

高橋さん号砲

3

4

5

 

スターターを務め終えた高橋さんは、昨年同様、最後尾からスタート。一人でも多くの人とハイタッチすることを目標にスタートしました。

6 (1)

 

青梅市役所前のフィニッシュ地点に最初に飛び込んできたのは、越川選手。長身を活かした力強い走りで30分44秒を叩き出し、ゴール後も余裕の表情。

7 (1)

 

 

2位は僅か7秒差の30分51秒で佐久間秀徳選手(国学院久我山高)がゴール。3位に30分52秒で齋藤晃太選手 (札幌日大高校)が入り、上位3人は高校生が独占。いずれも30分台の好タイムをマークしました。

9 (1)

 

女子は33分52秒の片貝洋美選手(しまむら)がトップでゴール。

10 (1)

 

2位にも34分05秒で藤石佳奈子選手(しまむら)が入り、実業団選手が貫禄のワンツーフィニッシュ。全位体3位、高校生トップは狩野早耶選手(札幌日大高校)の34分16秒でした。

11

 

10キロゲストランナー、フルマラソン3時間03分03秒のタイムを持つ“最速女性タレント”西谷綾子さんは40分56秒でゴール。

西谷さん

西谷さんは、翌週の東京マラソンへ向けた調整も兼ねた走りでしたが、「ランニングの師匠、Qちゃん(高橋尚子さん)に『今までで一番いいフォーム。身体も絞れてるね』って言われたんで、張り切っちゃいました」とのこと。「始めに上って、下ってフィニッシュするのでとっても走りやすいコースでした。ずっと沿道に人がいて、応援の声が途切れないのがうれしかったです」。長らくランニング雑誌の表紙を務めていたこともあり、レース後はたくさんの人から声をかけられていました。

 

その後もゴールには次々とランナーがゴールして行き、レースは無事終了。出場したランナーの皆さん、お疲れ様でした!