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事務局からマラソン関連のニュースや青梅市の地域情報をお伝えします。
ロンドン五輪代表マーラ・ヤマウチさんのトークショーが行われました
開会式のあとは、毎年恒例となっている「AOSYNスペシャルトークショー」が行われました。
今年のゲストは、2008年北京オリンピック、2012年ロンドンオリンピックにイギリス代表として出場したマーラ・ヤマウチさん。マーラさんといえば、女子マラソン世界記録保持者ポーラ・ラドクリフさんに次ぐ、女子マラソン英国歴代2位の記録(2:23:12)を持つ超一流選手。日本を拠点に活動していたこともあり、青梅マラソン大会でもおなじみの選手ですよね。何度も青梅マラソンに出場しているマーラさんは、女子10キロの部で3度優勝。2010年には初めて30キロの部に出場し、そこでも見事女子の部で優勝を果たしています。
そんな青梅を知り尽くしたマーラさんが、青梅マラソンのコースの印象について話してくれました。
「青梅マラソンのコースはとてもいいコースです。10キロは、ゆるやかな上り坂のあとに折り返し点があって、そこからは下りが続きます。後半飛ばせるので、自己ベストを出すには最高のコースですね。私も青梅で自己ベストを出したんですよ」
「30キロはおもしろい距離ですよね。フルマラソンよりは楽だけど、ハーフよりはキツイ。30キロのほうも後半は下りになりますが、だからといって楽に走れるわけではありません。後半までじゅうぶんエネルギーをとっておかないと失速してしまうんです」
多くの選手が話すように、沿道の声援が多いのも青梅の魅力なのだとか。
「青梅マラソンは(市民マラソンなので)折り返し後にすれ違うほかのランナーが声をかけてくれるんですよ。まずそこが楽しい。そしてなんといっても沿道の応援ですね。青梅のみなさんは本当にあたたかくて、力をもらえます」
コース攻略のコツについては
「前半は上りだからといって頑張りすぎると、後半バテてしまいます。リラックスしてマイペースで上りましょう。下りはスピードが出ますので、飛ばすのがいいと思います」
と秘訣を教えてくれました。
また、豊富な経験をもとに、レース前の食事についてもアドバイスをいただきました。
「初マラソンのときは何もわからず、レース当日は普段と同じ食事がいいだろうとコーンフレークを食べて臨んだんですよ。そうしたら……レース中におなかをこわして、トイレに行ってしまったんです(笑)。そこで2回目からは他の選手が何を食べているのかを調べました。そうしたら、高橋尚子選手や野口みずき選手は、うどんやおもち、ごはんを食べていたんですね。そこで私もそれにならって、レース前日には力うどん、当日の朝はおもちを食べるようにしました。それ以降は、毎回そうしています。ただ、合う合わないは個人差がありますので、自分に合ったものをみつけるまで、いろいろ試してみるのも大切だと思います」
トークショーの会場には、明日のレースに出場予定という方もたくさんいましたので、いいアドバイスになってのではないでしょうか。みなさんもぜひ参考にしてみてください!