大会レポート

2013.2.18

第47回青梅マラソン30キロの部の表彰式が行なわれました

第47回青梅マラソン大会の30キロの部の表彰式が、17日午後2時40分ごろから、青梅市総合体育館前庭で行なわれました。


男女それぞれ、総合1~3位、40歳代1~3位、50歳代1~3位、60歳代1~3位の選手が表彰台にあがり、賞状やメダル、副賞を授与されました。今大会のゲストランナーのひとり、千葉真子さんも出席し、ランナーのみなさんの健闘を称えました。

男子30キロの部には、09年~12年の箱根駅伝で4年連続5区区間賞を果たした柏原竜二選手(富士通)が招待選手のひとりとして出場。公式戦初の30キロということもあり、注目されましたが、結果は3位。優勝は、柏原選手と同期の伊藤正樹選手(コニカミノルタ)が獲得しました。タイムは80年以来となる大会新記録の1時間30分21秒。柏原選手はレース後「同期に負けて悔しい」と率直な気持ちを語りました。

伊藤選手は「このレースはタイムよりも、勝つことを目標としていたので優勝できて良かったです。大会新はオマケです」とコメント。22キロ付近で柏原選手を引き離したレース展開については「坂の登りに入って柏原くんが辛そうだったので、行こうと決めました。ラスト5キロは苦しくなると思っていたので、そこは自分との勝負でもありました」と振り返りました。本年度最後のレースを優勝で飾った伊藤選手。「ロードの長い距離が自分には合っていると思いますが、今回のレースでまだまだ力がないと感じたのでマラソンに向けては準備をしっかり行なっていきたい」とマラソン挑戦への思いも明かしました。

2位は、伊藤選手と同じコニカミノルタ所属の谷川智浩選手。公式戦初の30キロに「途中までラクだったけど、後半、坂の手前でふたり(伊藤選手と柏原選手)に出られてそこから一気にきつくなった。そこからは粘るしかなかったですね。優勝をねらっていたけれど、伊藤にもっていかれました」と悔しさをにじませました。元日の全日本実業団対抗(ニューイヤー)駅伝で優勝し、今回もワンツーフィニッシュ。チームの層の厚さを見せた。「いま結構チームは良い流れにきています」と、チームの充実さものぞかせました。

【男子総合】
1位 伊藤正樹 コニカミノルタ 01:30:21 大会新
2位 谷川智浩 コニカミノルタ 01:31:09
3位 柏原竜二 富士通  01:31:49

【男子40歳代】
1位 実井謙二郎 日清食品  01:40:00 大会新
2位 中島潤  羽生市陸協  01:46:46
3位 和田孝司  多摩川クラブ  01:47:58


【男子50歳代】
1位 奈良部悟 東京都庁  01:49:55
2位 古怒田修 ポポロAC  01:55:23
3位 伊藤和徳 NECネッツエ 01:55:50


【男子60歳以上】
1位 山崎進  しばたさくら  01:59:09
2位 小泉憲司 さいたま市役所 02:04:25
3位 渡辺清  柚木どんぐり会 02:05:34

 

女子の部総合1位は、大会史上2人目の連覇を達成した加藤麻美選手(パナソニック)。タイムは1時間44分23秒。

大会直前まで海外合宿を行なっていたこともあり、時差ボケによるコンディションを心配していた加藤選手。昨年のタイムを下回ったが、「暖かくて走りやすかったです。タイムもねらいたかったけど、良いリズムで走れました」と上々の様子。昨年度の優勝者ということもあり「沿道から“加藤さんファイト”っていう言葉をもらってすごく元気をもらいました」と笑顔を見せました。3月10日には世界陸上選手権大会代表選手選考会でもある「名古屋ウィメンズマラソン2013」に出場。「いいイメージでレースを終えられたので、青梅マラソンをステップに結果を残したい」と意欲的でした。

【女子総合】
1位 加藤麻美  パナソニック  01:44:23
2位 矢野由佳  キヤノンAC  01:46:24
3位 橋本和美  ホクレン  01:49:19


【女子40歳代】
1位 星野芳美  eA静岡  01:53:05
2位 唐木景子  02:01:31
3位 三浦可奈美 葛西ランナーズ 02:06:06


【女子50歳代】
1位 石川操  ㈱ビコー  02:04:50 大会新
2位 弓削田真理子 生越高校教員  02:05:34 大会新
3位 滑川文子  東京レディース 02:10:18


【女子60歳以上】
1位 角田洋子 相模原走ろう会 2:29:12
2位 古山孝子         2:32:49
3位 行川美佐子        2:35:18


男子総合1位の伊藤正樹選手と3位の柏原竜二選手、女子総合の加藤麻美選手のインタビュー記事は、後日アップします! お見逃しなく。