大会レポート

2012.2.19

第46回大会30キロの部の表彰式が行なわれました

第46回青梅マラソン大会の30キロの部の表彰式が、19日午後2時40分頃から、青梅市総合体育館前庭で行われました。
男女それぞれ、総合1~3位、40歳代1~3位、50歳代1~3位、60歳以上1位~3位の選手が表彰台にあがり、賞状やメダル、副賞を授与されました。今大会でスペシャルスターターを務めた、女子レスリング金メダリストの吉田沙保里(ALSOK)さんも出席し、ランナーのみなさんの健闘を称えました。

招待選手に2名の欠場が出た男子30キロの部では、青梅マラソン大会初出場の田村英晃選手(JR東日本)が2位以下に1分近く差をつけての優勝。タイムは1時間33分26秒でした。

田村選手は「初めての30キロで、ペース配分はあまり考えていなかったけれど、後半20キロくらいから自分のペースで走れた」とレースを振り返り、「タイム的には十分な結果ではありませんが、社会人として“負けられない勝負”で勝てて良かった。今後の課題もみつかった」とコメント。今大会が、新たなステップアップの良いきっかけになったようです。

2位は橋本隆光選手(城西大学)で、タイムは1分34分28秒。大会前に「アップダウンはあまり得意ではないけれど、精一杯頑張りたい」と話してくれた橋本選手。今大会では20キロ付近まで、田村選手らと1位を争っていましたが、その後の坂道で大差をつけられてしまう結果に。それでも「沿道の声援に元気をもらった。楽しかった」と爽やかに答えてくれました。

3位は、警視庁勤務の篠崎洸太選手。偶然にも“110番”のゼッケンをつけて出場し、力強い走りで大会を盛り上げてくれました。篠崎選手は本大会には2回目の出場。「6位入賞を狙っていたので、それを上回れてよかった」。

女子の部総合の1位は、加藤麻美選手(パナソニック)。タイムは1時間43分55秒でした。

「今日は、1キロ3分30秒のペースで1時間45分を切るのが目標でしたが、それを上回るタイムが出せたのが自信になりました」と加藤選手。ラスト10キロあたりで、それまでトップを走っていた招待選手の吉田香織選手(アミノバイタル)に追いついてからは、一気に引き離して独走状態に。「すごく優勝したかったのでうれしい」と喜びをかみしめていました。表彰式では、なんと吉田選手から肩車のサービスも! 良い思い出になったようです。

2位は吉田香織選手(アミノバイタル)で1時間45分01秒。「以前から出場したかった念願の青梅マラソン大会」で、初出場ながら好成績を修めました。「実はアップダウンが苦手で、折り返すまでは景色を楽しむ余裕もなかった」とか。しかし、吉田選手にとって青梅は子どもの頃から思い入れがある場所。「折り返してからは、景色を楽しむ余裕もできました。とてもいい刺激になりました。今後の自分のチェックポイントにもなって良かったです」。

3位は村山麻衣子選手(ヤマダ電機新潟)。タイムは1分47分11秒でした。また、招待選手の大南博美選手は、足がしびれるなど調子が悪く、完走を断念。「本当に残念です。調子を戻して、またぜひ青梅で走りたい」。

また、30キロの部では、男子40歳代、男子60歳以上、女子50代、で大会新記録が出ました。それぞれの記録は以下の通りです。

■30キロの部40歳代
優勝 和田孝司(多摩川クラブ)1時間43分54秒(大会新)
2位 伊藤敏昭(西置賜陸協)1時間45分31秒(大会新) 失格
3位 五位野清隆(―)1時間49分27秒

■30キロの部男子50歳代
優勝 奈良部悟(東京都庁)1時間48分03秒
2位 大矢敏夫(千代田走友会)1時間51分44秒
3位 寺根秀幸(ハートブレイク)1時間54分19秒

■30キロの部男子60歳以上
優勝 寺島吉昭(長井走ろう会)1時間53分11秒(大会新) 失格
2位 山崎進(しばたさくら)1時間58分32秒
3位 松田梓(多摩湖RC)2時間04分28秒

■30キロの部女子40歳代
優勝 星野芳美(eA静岡)1時間53分24秒
2位 佐々木寿子(東京WINGS)2時間02分32秒
3位 唐木景子(―)2時間03分16秒

■30キロの部女子50歳代
優勝 池田初美(青梅走ろう会)2時間08分42秒(大会新)
2位 香取玲子(ハートブレイク)2時間09分53秒(大会新)
3位 植野智恵子(東京陸協)2時間15分34秒(大会新)

■30キロの部女子60歳以上
優勝 角田洋子(相模原走ろう会)2時間30分44秒
2位 行川美佐子(ウイング)2時間31分21秒
3位 堀江昌枝(かわうそクラブ)2時間31分50秒

男子総合1位の田村英晃選手と、女子総合1位の加藤麻美選手のインタビュー記事は、後日アップします。お見逃しなく!