第54回大会30キロの部の表彰式が、16日（日）14時40分から住友金属鉱山アリーナ青梅前ステージで行われ、男女それぞれの入賞者が表彰されました。男子総合の部を制したのは、招待選手の田口雅也選手（Honda）。25キロ地点では、2位となったダニエル・ムイバ・キトニー選手（TRACK東京）に13秒差をつけられていたものの、残り1キロで逆転し、1時間30分45秒で優勝しました。

「アップダウンの激しいコース。登りは得意な方ではないが、下りには自信があった。最後まで焦らず勝負していこうと思った」と話す田口さん。先行するキトニ－選手とのタイム差を冷静に判断し、最後の最後で振り切りました。

男子の年齢別部門での結果は以下の通り。

【男子総合】
１位 田口雅也（Honda）1:30:45
２位 ダニエル・ムイバ・キトニー（TRACK東京）1:31:14
３位 川元涼央（黒崎播磨）1:31:51

【男子40歳代】
１位 中村直樹 1:42:42
２位 小野喜之（倉敷福田走友会）1:43:44
３位 森田英和（埼玉陸協）1:44:38

【男子50歳代】
１位 山下善幸（鹿島）1:45:33
２位 佐熊康生（DRAC）1:48:08
３位 安島雄二（宮城陸協）1:48:21

【男子60歳以上】
１位 古怒田修（ポポロAC）1:56:35
２位 鈴木敏弘 2:02:36
３位 野村裕之（東芝府中）2:04:56

女子は東京オリンピック・女子マラソン代表の前田穂南選手が1時間38分35秒で優勝。野口みずきさんが持つ大会記録（1時間39分09秒）を更新するとともに、同じく野口さんが2005年ベルリンマラソンでマークした30kmの日本記録1時間38分49秒をも上回り、日本新記録を樹立しました。

序盤から飛び出し、男子選手と並走しながらレースを組み立てた前田選手。レース後には「野口みずきさんがアテネで金メダルを獲る前に優勝した青梅マラソン。私もここで勝って、同じ流れで東京大会に臨みたかった」と話し、タイム、順位ともに目標を達成したことに、喜びの表情を見せてくれました。

女子の年齢別部門での結果は以下の通り。

【女子総合】
１位 前田穂南（天満屋）1:38:35
２位 野添佑莉（三井住友海上）1:46:19
３位 森田詩織（パナソニック）1:48:39

【女子40歳代】
１位 鈴木明子 2:00:53
２位 下平麿利子（リスタート）2:02:21
３位 大渕芽亜里（M&M）2:06:51

【女子50歳代】
１位 佐々木寿子（東京WINGS）2:05:16
２位 松谷恵美　2:06:33
３位 新城かおり（東京陸協）2:07:34

【女子60歳以上】
１位 弓削田眞理子（おごせ石川眼科）2:03:21
２位 木村弥生（アトミクラブ）2:15:44
３位 網代礼子 2:25:51