大会レポート

2018.2.20

【第52回大会】女子30キロの部優勝者、芦麻生選手(九電工)インタビュー

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女子30キロの部は芦麻生選手(九電工)が、1時間44分14秒で優勝。2位に3分以上をつける圧勝ぶりでした。

レースは10㎞過ぎから野添佑莉選手(三井住友海上)との一騎打ちになり、「そこでリズムをつかんで、勝負所を見極めていました」と芦選手。20㎞を過ぎて徐々にライバルとの差を広げ、最後は両手でガッツポーズをしてフィニッシュ。初出場初優勝につなげました。

勝利の要因は、本人いわく「勝ちたいという気持ち」。レース後にはたくさんの人からお祝いの連絡があったようで、「素直にうれしいです」と喜びを実感している様子。沿道やすれ違うランナーからの声援も力になり、「皆さん名前で呼んでくださって、本当にうれしかった」と、初めての青梅マラソンを存分に楽しんだ様子でした。

実はハーフマラソンより長いレースを走った経験がなく、ゆくゆくはマラソンへの本格参戦も視野に入れているそう。

「次は4月のボストンマラソン。初マラソンが海外なんて贅沢ですが(笑)、これからマラソン練習をがんばります」

女子表彰式(別カット)s

この大会は高橋尚子さんや野口みずきさんといった、歴代オリンピック女子マラソン金メダリストが通った〝世界への道〟。「将来は日の丸を背負いたい」という発展途上の24歳が、ボストンでマラソンランナーへの第一歩を踏み出します!

◇芦麻生(あし・まき)
1993年7月2日、岩手県出身。24歳。日体大卒。九電工所属。ハーフマラソンのベストタイムは1時間11分12秒。167センチ、48キロ。