ランナーの皆さん、こんにちは！　先日ついにスペシャルスターターが発表されましたね。三宅宏実さんといえば、リオ五輪での銅メダル獲得も記憶に新しい女子重量挙げ選手。スタート台では一体どんな風に声をかけてくれるのでしょうか？

そこで、おうめくんと一緒にスポーツ報知の記者さんの取材に同行。練習場にお邪魔して三宅さんにお話をうかがいました！　実は以前にも別のマラソンイベントに参加したことがあるという三宅さん。さっそくですが、当日はランナーの皆さんにどんな風に声をかけてみたいですか？

「ありきたりですけど、『いってらっしゃい』とか、『がんばってください』とか。そういうポジティブな言葉で皆さんを送り出せればと思っています。やっぱり自分も楽しまないと盛り上がらないので、笑顔で声をかけて、それで皆さんに笑顔になっていただければ嬉しいですね。そうして会場全体が一体になるような雰囲気に飛び込んでいきたいです！」（三宅さん）

三宅さんも競技のときには、「頑張ってね」などと声をかけてもらうそうですが、「ああ、自分のことを見てくれているんだなぁ」と、そういう声援は何であっても嬉しいとのこと。練習では辛いことも上手くいかないこともあるそうですが、そういう言葉があれば「頑張らないと！」という気持ちになれるそう。そんな応援の力を知る三宅さんの声援は、しっかりとランナーの皆さんの背中を押してくれそうです！

また、声援のほかに、メンタルコントロールについてもアドバイスをいただきました。

「気負いせずに平常心でよいイメージをすることでしょうか。私の場合は減量が厳しいので、よく試合前には『これが終わったら何を食べようかな？』って考えています（笑）。目標を達成すること、試合の後の楽しみなどを考えながら、前日はリラックスして体力を温存してほしいです」（三宅さん）

一方で身体の準備について、冬の寒さ対策についても聞いたところ、三宅さんはトレーニングで走る前にはカイロを貼って身体を温めているそう。

「関節まわりの冷えはパフォーマンスに影響するので、早く身体を温めて良いパフォーマンスが出せるように、腰や背中など関節のよく動かしたいところに貼っています。もちろん、そのまま走ると暑いので、貼るのは直前までです（笑）」（三宅さん）

前日は体力を温存して、試合直前に体を冷やさないというのは、重量挙げにもマラソンにも共通するポイント。それでは、最後にランナーの皆さんにメッセージをお願いします！

「皆さん、納得がいく走りができるよう、良いイメージをもちながらコンディションを整えて本番にのぞんでください！　そして、当日は怪我をしないよう、気を付けて挑んでくださいね」（三宅さん）