大会レポート

2017.2.21

【第51回大会】男子30キロの部優勝者、チェボティビン・エゼキエル選手(東邦リファイン)インタビュー

第51回大会、初の30キロレースで見事優勝を飾った、チェボティビン・エゼキエル選手(東邦リファイン)。タイムは1時間30分49秒。

レース展開について、序盤は神野大地選手(コニカミノルタ)らが引っ張る集団の後ろにつき、前に出るのを我慢。

20キロまでは3、4番目の位置をキープ。20キロから前に出て、ほかの選手に余裕がないことを確認すると、24キロで神野選手を、26キロでギザエ・マイケル選手(スズキ浜松AC)を振り切り、トップに。「頭を使いました」と言うように、計算が上手くハマったそう。

30キロ男子ゴール

青梅マラソンのコースについては、「アップダウンがあって良いコース。昨年12月にケニアでいっぱいアップダウンの練習をした」と、不安はなかったとのこと。

30キロ優勝者に贈られる賞金50万円は、「ケニアにいる兄弟のために使いたい」と家族思いの一面をのぞかせました。10人兄弟で、陸上競技をしている高校生もいるそう。

現在は、所属する東邦リファインがある岩手県で、ひとりで練習をしているチェボティビン選手。来年はフルマラソン出場も考えているそうで、「2020年はケニア代表としてマラソンに出場したい」と目標を語りました。

男子30キロ優勝2

青梅マラソンから、目指すは2020東京オリンピック代表へ。さらなる活躍が楽しみです!

◇チェボティビン・エゼキエル
1992年7月10日ケニア生まれ。24歳。
福岡・福岡第一高1年時に3000m障害で高校総体優勝。
2011年3月ケガのためケニアに帰国。
2年間の療養などを経て、2015年4月に再び来日。
2016年、全日本実業団ハーフマラソンで1時間1分42秒を記録。