大会レポート

2016.2.21

【第50回大会】30キロの部の結果

第50回記念青梅マラソン大会30キロの部の表彰式が、大会当日21日(日)午後2時40分から、青梅市総合体育館前庭ステージで行なわれました。

プレゼンターとして、30キロの部でスペシャルスターターを務めた瀬古利彦さん(DeNAランニングクラブ総監督)が登壇。30キロの部、男女それぞれの総合、40歳代、50歳代、60歳以上の入賞者が表彰されました。

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記念すべき50回大会、男子の部で総合優勝したのは、一般参加の押川裕貴選手(トヨタ九州)。タイムは1時間31分37秒。終盤まで2位のギザエ・ミッチェル選手(スズキ浜松AC)とデッドヒートを繰り広げると、ラスト200m手前で引き離し、見事、ゴールテープを切りました。

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今大会について押川選手は、「トヨタ九州としても初の青梅マラソン。沿道からの応援だけでなく、折り返してからすれ違うランナーのみなさんにも声をかけていただき、その応援の多さに驚きました。おかげで、苦しい場面でも耐えられ、勝ってやろうという気持ちが高まりました。また出たいと思う大会です」と、沿道やランナーの熱気を実感した様子でした。

終盤までレースを引っ張り、惜しくも9秒差で敗れた2位のミッチェル選手は、「初の30kmのレース。ラストで負けて悔しい」と、コメント。今季は30kmやハーフで経験を積み、来季は本格的にマラソンに挑戦する予定とのことで、今後の活躍が期待されます。

3位は、9年ぶりの出場が注目された“公務員ランナー”の川内優輝選手(埼玉県庁)。8kmあたりで先頭集団から離れ、5位まで下がるも、持ち前の“粘り”で挽回。「9年前には名前や学校名を呼ばれて応援されることはほとんどなかったのが、今回は最近出た大会のなかで一番応援をいただけて、本当に力になりました。9年前よりもタイムも順位も上がったので、成長を実感できたレースでした」と、大会を振り返りました。

年齢別部門での結果は以下の通り。

【男子総合】
1位 押川 裕貴(トヨタ九州)1:31:37
2位 ギザエ・ミッチェル(スズキ浜松AC)1:31:46
3位 川内 優輝(埼玉県庁)1:32:40

【男子40歳代】
1位 桜井 史 1:47:34
2位 坂本 三樹夫(横浜AC)1:48:49
3位 砂田 貴裕(ラフィネランニ)1:48:56

【男子50歳代】
1位 礒間 浩幸(八王子走ろう会)1:49:40
2位 秋山 勝美(長野市駅伝部)1:50:43
3位 千葉 公介(ACさゆちゃん)1:50:52

【男子60歳以上】
1位 村田 玲一(M@平塚)1:58:26
2位 宮路 公久(リスタート)2:05:39
3位 石塚 吉男(日本航空電子)2:06:42

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女子総合はゴール目前までのデッドヒートが展開され、下門美春選手(しまむら)が和久夢来選手(ユニバーサル)を2秒差で振り切ってゴール。念願の優勝を果たしました。

年明けから青梅マラソンに照準を合わせて練習を積んできたという下門選手。調整はばっちりで身体が動いたそうですが、10キロ、20キロのポイントで沿道の監督、コーチから「勝負は残り5キロ」の指示を受け自重。力を温存して最終盤に勝負をかけたのが勝因となりました。

「和久は同郷の6歳下の後輩ですから、意地でも負けるわけにはいきません(笑)。最後に競り勝って優勝できたことはもちろん、目標は1時間45分だったので、タイム的にも納得できる結果です」と喜びいっぱい。表彰式でも笑みを絶やしませんでした。

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連覇を狙った天児芽実選手(キヤノン)は序盤の出遅れが響き表彰台に上ることはできず4位。11月のリオ五輪選考会で2位に入り注目を集めていた吉田香織選手(ランナーズパルス)はふくらはぎの違和感で10キロ付近で棄権となりました。

各クラスの優勝者も好タイムをマーク。50歳代、60歳代で大会記録が更新されました。年齢別部門での結果は以下のとおり。

【女子総合】
1位 下門 美春(しまむら) 1:43:55
2位 和久 夢来(ユニバーサル) 1:43:57
3位 高山 琴海(シスメック) 1:46:12

【女子40歳代】
1位 鈴木 明子(おむすびクラブ) 2:01:13
2位 唐木 景子 2:02:37
3位 宮本 明子(万葉健友会) 2:06:15

【女子50歳代】
1位 弓削田 眞理子(越生高校教員) 2:04:00
2位 松谷 恵美           2:08:55
3位 鈴木 九美子(モントブラン) 2:11:49

【女子60歳代】
1位 鈴木 美津江(日野走友会) 2:22:33
2位 川田 妙子(横浜鶴見RC) 2:31:19
3位 嶋田 芳子(ニシトウキョウ) 2:34:11