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2015.2.24

【第49回大会レポート】女子30キロの部優勝者・天児芽実選手(キヤノンアスリートクラブ九州)インタビュー

序盤からゴールまで終始トップをキープ。最終的には2位に5分以上の差を付け、独走といった形で優勝を果たした天児芽実選手(キヤノンアスリートクラブ九州)。

 

 

そんな天児選手ですが、レース後のインタビューでは「周りはあまり見ていませんでした。(男女同時スタートのレースなので)女子選手を見ていたというわけでもなく、自分のペースに合わせて走りました」と振り返っていました。男女合同ということで、男子選手の集団に入り、風を避けながら走るというのも一つの定番戦略ですが、自分のペースに合う集団がなかったということで無理に合わせることなく、あくまで自分のペースを堅持。自分の走りに集中しての勝利だったようです。

 

 

また、風が強かった今大会。実は天児選手はもともと風が苦手だったということで、「最近、風に強くなりたいと思って練習しています」とのこと。階段を一段飛ばしで上り下りするといったトレーニングで股を中心に筋肉を付け、風に飛ばされない体づくりをしており、実業団の監督にも「変わった」と言われるようになったそうです。その成果が今大会の結果にも表れたといえそう。

 

ちなみに、天児選手はレース前には試合で頑張ったらご褒美に何を食べるか考えてテンションを上げるそうで、今回は何日も前から、某アイスクリーム商品の秋冬定番フレーバー・ラムレーズンを買っていたとのこと。レース結果によっては「ご褒美ナシ」となることもあるそうですが、今回は文句なしに気持ちよく食べられる結果ということで、嬉しそうな表情でした。

 

 

「今後はマラソンを本格的にやっていきたいので、(青梅マラソンで)優勝してひとつ上に行きたいと思っていた」と語る天児選手。今回は自分のなかで手応えを感じられる大会となったようです。