
AcornStreet(エイコーンストリート)はボストンで最も古い面影が残る通り。
写真に写るガス灯は一度消すと点火に手間が掛かるため24時間点灯させている。
レンガ造りの家並みに、石畳の路地……。
米国北東部に位置するボストンは、米国で最も歴史の古い街の1つです。

1630年、英国の清教徒たちが築いたダウンタウン付近の小さなコロニーから、この街の歴史は始まりました。
18世紀後半には米国独立の舞台となり、独立後は海港や製造業の中心地として栄えました。
現在も、その長く豊かな歴史に触れるべく、国内外からたくさんの観光客がこの地を訪れています。
また、ボストンは高等教育の中心地でもあり、市内や周辺地域には多くの総合・単科大学があります。
1636年に創立された米国最古にして最高峰のハーバード大学、現代社会を支える最新技術を研究するマサチューセッツ工科大学(通称MIT)などの超エリート校は、観光スポットとしても人気があります。


ボストンは音楽や美術などの芸術文化も盛ん。
現代音楽の名門・バークリー音楽大学や、全米でもトップクラスの質と量を誇る美術品を有するボストン美術館があります。


歴史深く芸術溢れるボストンは、プロスポーツやエンターテインメントが盛んな街でもあります。
とくにスポーツは、野球(ボストン・レッドソックス)、アメリカンフットボール(ニューイングランド・ペイトリオッツ)、バスケットボール(ボストン・セルティックス)、アイスホッケー(ボストン・ブルーインズ)の4大プロスポーツがそろうほど。
街の人たちも、普段からスポーツ観戦に興じているようです。
そんな街で開催される最大のスポーツイベントが、ボストンマラソンです。

フィニッシュ地点のすぐそばにあるCopley Square(コープリー広場)にはボス
トンマラソンの歴代優勝者名と国名、タイムが花崗岩で作られた記念プレートに
刻まれています。

日本人選手もこれまでフルマラソン、車椅子の部合わせてで9名が優勝していま
す。1981年に優勝した瀬古利彦さんと1969年に優勝した采谷義秋さんの名前
を発見!
ボストンマラソンは、米国で最も歴史の深いスポーツ行事の1つで、今年で第114回を迎えました。
大会当日はボストン周辺がマラソン一色に染まり、全米はもちろん世界中から一流ランナーや市民マラソン愛好家たちが集まります。
また、沿道には、ピクニック気分でマラソン観戦を楽しもうと大勢の人たちが詰めかけます。
大会の数日前から、街は当日に向けてさまざまな準備を始めます。

街中には至るところに大会のバナーが張ってあり、車椅子の部で前年優勝の土田
和歌子さんの写真もよく見かけました。
コープリーの公共図書館横のゴール地点では、1年間でほとんど消えかけたゴールラインを貼り替える作業が行われます。新しく貼り換えられた“FINISH”の文字がとても印象的ですね。

大会前々夜に行われる、市長主催のレセプションも盛大!

このレセプションには主催者、ボストン市長、過去の優勝者、招待選手ら大会関係者が勢ぞろいし、みんなで大会の成功を願いながら親睦を深めます。
大会前日には、ランナーのみなさんがプレレースディナーに参加。

歴代優勝者がランナーにおもてなし(左から84年・85年優勝のジェフ・スミスさん=英国、90年優勝のジェリンド・ボルディンさん=イタリア=、80年女子優勝のジャクリーヌ・ガローさん=カナダ=)
ボストン市長のトーマス・メニーノ氏(写真=左)も駆けつけ、料理をサーブしていました。

ボストン市長トーマス・メニーノ氏の右、ボストンマラソンレースディレクターのガイ・モース氏、その
右、ボストンで4回、青梅でも1回優勝しているボストン在住のビル・ロジャースさん。
ボストンマラソン前日にはフルマラソンと同じフィニッシュ地点を使った
5キロのレースが開催されました。
あいにくの雨にも関わらず、5キロレースの参加者たちが楽しみながら沿道を走っている姿が印象的でした。


