今大会で30kmの部のスターターを務める、北京五輪陸上男子400mリレー銅メダリストの朝原宣治さん(=36、大阪ガス)から、ランナーのみなさんに応援メッセージが届きました!

――これまでスターターを務めた経験はありますか?
朝原 昨年11月に開催された枚方市小学生駅伝大会にゲストとして招待されたときにスターターにも挑戦しましたが、2万人規模で本格的なレースのスターターは今回が初めてです。とても楽しみにしています。
――青梅マラソンにはどういうイメージをお持ちですか?
朝原 今大会が第43回大会ということで、非常に歴史がある大会だと思います。市民ランナーとトップ選手が一緒になって走るレースというのは、画期的ですね。また、市民ランナー同士が交流する場としても、こういう大会があるのはとてもいいことだと思います。普段クルマが走っている道路の真ん中を走るのは気持ちがいいでしょうし、トラック競技と違い、マラソンは走っていて周りの景色を楽しめるのもいいですよね。
――朝原さんは、長距離も走ったりされますか?
朝原 ボク、長距離は苦手で15分以上は走れないんですよ(笑)。子どもの頃から、校内行事でマラソン大会がある日は朝から不機嫌で(笑)。最近もジョギングは続けていますが、ボクの場合は短い距離を走りながら精度をあげていく感じ。自分の体が“一番いいポジション”にハマるポイントというのがあって、気持ちいいんです。短距離走と長距離走はまったく別の競技で、体の使い方やトレーニング方法、考え方も違うんですよ。
――来年以降は、ぜひランナーとして参加してください!
朝原 ジュニアロードレースの小学生の部1.5キロなら頑張れそうです(笑)。これまでの記録を見ると、小学6年の男子で1.5キロを5分12秒で走ってるようなので、一緒に走っても負けちゃいますね。「朝原ってたいしたことないんだ、じゃあ私も頑張ろうかな」って、市民のみなさんに勇気を与えられるかも(笑)。
――競技者として、ランナーのみなさんに走り方やトレーニング方法についてアドバイスをお願いします。
朝原 体の動かし方が悪いとケガにもつながってしまうので、ただ走りこむのではなく基礎的な動きを研究することが大切です。例えば、走っていてヒザを痛めてしまったときは、単純にヒザの痛みをとろうとするのではなく、なぜヒザに痛みがくるのかを意識して走るようにするといいと思います。
――最後に、今大会に出場されるランナーのみなさんにメッセージを!
朝原 爽やかな汗をかくため、また、達成感を得るために走っているのは、みなさんもボクも一緒。記録を狙うのも大事ですが、やっぱり楽しみながら走ってほしいですね。それから、気合を入れすぎてケガをしないように気をつけてください!
朝原宣治(あさはら・のぶはる) 1972年6月21日兵庫県神戸市生まれ。小・中学校時代はハンドボール部で全国大会出場を果たす。夢野台高校から陸上競技に本格的に取組み、走り幅跳びで高校3年時にインターハイ優勝。同志社大3年の国体100mで10秒19の日本記録樹立。大阪ガスに入社後、ドイツへ陸上留学し、ヨーロッパ競技会を転戦。1996年アトランタで五輪に初出場し、100mで準決勝に28年ぶりに進出。五輪には4回連続、世界陸上には6回連続出場。100mの日本記録を3度更新。自己記録は10秒02で、日本歴代2位。2008年には自身4度目となる北京五輪に出場し、4×100mリレーで悲願の銅メダルを獲得。同年9月競技生活を36歳で引退。引退後は、講演活動や子供たちを対象にした陸上教室などを開催。妻は、元シンクロナイズドスイミング選手で、バルセロナ五輪銅メダリストの奥野史子さん。一男一女の父親。
写真提供 報知新聞社
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