ゲスト

2011.3.01

第45回青梅マラソン大会ゲストランナー・谷川真理さんのコメント

ゲストランナーとして10キロを走った谷川真理さんに、青梅マラソン大会の感想を聞いてきました!

今回は10kmの部で参加者全員のスタートを見送った後、最後尾から追いかけるように走らせてもらいました。風がなく気温も8.8度とコンディションは良好で、皆さん走りやすかったのではないでしょうか。折り返し地点から戻ってくるトップのランナーを見ても、そのスピード感から「気合入ってるなぁ」と感じました。
30kmの部はスタートの見送りのみで走りはしませんでしたが、女性ランナーが増加しておりとても華やかな雰囲気に感じました。30kmの長い距離も、どこか楽しんでいるようにも見えましたね。また沿道の声援は身近に感じられ、ボランティアの人も暖かで一緒に楽しんでいた印象を受けました。だからこそ、45回という長い歴史が続いているんだと思います。

次回はぜひ30kmを走りたいですが、この30kmという距離はけっこう珍しく、他の大会ではなかなかお目にかかれません。でも、フルマラソンよりもダメージが少なく疲労の回復も早いことから、フルマラソンの練習には都合のいい距離といえます。私も現役時代はトレーニングで30kmをよく走りました。(今回30kmの女子総合で優勝した)大南博美選手も、今日の30kmの走りで自分の調子を確認して、今後の選考会などに臨むんだと思いますよ。

青梅マラソンの魅力は、カテゴリーごとに細かい年代別で表彰してくれる点にもあります。昨今はマラソン人口が増えてすそ野も広がってきましたが、一般的なマラソン大会では高齢の参加者はなかなか表彰されません。しかし青梅マラソンなら70代や60代でも表彰される可能性があり、ランナーにとっては大きな励みになるはずです。

初心者ランナーは、とにかくペース配分に気をつけて走ることが重要です。大会に出ると気持ちが高ぶってしまい、平常心ではいられません。そのため、序盤に突っ込んで入ってしまいがちなんです。5km前後で息が上がってしまっては目も当てられません。トレーニングのイメージを思い出しながら呼吸を感じ、自分のなかのリズムと間隔で走ることが大切です。
ちなみに青梅マラソンのコースは道幅が狭いため、5kmぐらいまでは渋滞してしまう傾向があります。つまり、記録を狙う人にはちょっとつらいかもしれませんが、初心者やはじめて大会に出場する人も序盤は走りたくても走れない状況になるわけです。おかげで先走りの危険がなくなり、大会を楽しみながら走れるというのも、青梅マラソンの良いポイントかもしれませんね。